こんにちは!
東北の田舎町で夫婦2人暮らしをしている
沼の主です。
今までお話したことはありませんでしたが
私たち夫婦はずっと不妊治療を続けています。
今回は私の経験した
不妊治療(人工授精、体外受精)についてのお話です。
専門家ではないので、
治療の内容についての話ではありません。
あくまでも、私が実際に経験した話をベースに
節約生活を送る私たちが
どう不妊治療と向き合ったのか
書いていきたいと思います。
妊活のここにお金が掛かるよね。
「我が家はこれで
少しだけど費用を浮かせたよ」
という話ができればと思います。
不妊治療中の方や
これから取り組もうと思っている方の不安を
少しでも軽くできたら嬉しいです。
不妊治療や妊活の話なので
あからさまな表現にならないよう気を付けていますが
言葉選びがとても難しいので
極力サラッと書いていることはご了承ください。
子どもを望む節約家庭の
参考になればと思います。
不妊治療や妊活系の話が苦手な方は
この記事はスルーしてくださいね。
結婚して10年…原因不明の不妊で悩む
私たち夫婦は結婚してもうすぐ10年になります。
20代後半で結婚し、
最初の数年は産婦人科に定期的に通いながら
タイミング法を試したものの
結果は出ませんでした。
その後人工授精に
10回ほどチャレンジ!
しかし、1度も陽性反応を見ることは
ありませんでした。
義実家が超絶ブラックだったので
今思うとストレスが一番の原因
だったのかもしれません。
でも、妊活のために
「親元から離れる」と決断することは
当時の私たちにはできませんでした。
どちらかに原因があれば治療したいと
色々な検査を受けましたが、
どちらにも大きな問題は見つかりませんでした。
男性側の運動率が悪いとか
ちょっとした問題はありましたが
手術が必要なレベルの問題は見つからず。
生活習慣見直してみてね、と医師に言われ
サプリや漢方薬を飲む日々でした(´;ω;`)
<産婦人科医院に置いていた男性用のサプリ>
私の通っていた産婦人科では
男性用のサプリは
こちらのパンフレットが渡されたのみ。
必要であれば
漢方を処方することもできるとのことでしたが
詳しくは説明されませんでした。
医師全てが漢方専門医というわけではありません。
漢方を処方してもらいたい場合は
漢方専門医がいる病院で診てもらうと安心ですね。
ドラッグストアや薬局で
コエンザイムや亜鉛のサプリを買って
飲んだ時期もありましたが
効果は出ませんでした。
費用的に
我が家のお財布では続けるのが難しかったので
最初の2年くらい試した後は
男性用のサプリメントは購入しなくなりました。
産婦人科には女性用サプリメントとして
葉酸サプリのサンプルが2種類置いてありました。
<ベルタ>は芸能人を多数起用しているので
雑誌などで見たことがある方が
いるかもしれませんね。
この2つは多くの産婦人科に
サンプルが置いてあります。
でも、1か月分のお値段は5000円程度と
結構な値段…Σ(゚∀゚)!
妊娠前から葉酸を摂ることは大事ですが、
1か月5000円は出せなかったので
私はドラッグストアで葉酸サプリを買いました。
女性用のサプリに関しては、私が飲んでいた
葉酸・鉄・カルシウムのサプリを
別記事でまとめたいと思います。
10回の人工授精と同時進行で
不妊治療に特化したコースのある鍼灸院に
通ったりもしていました。
節約中だったけど、この頃は
藁にも縋る思いで
出費してしまっていたように思います。
施術自体は痛くないですし
全身(特にお腹周り)の血流が良くなるので
節約中でないのであれば
お財布の許す範囲で
やってみるのはアリかと思います。
我が家の場合は鍼灸よりも
ストレスの元凶をなんとかすることが
先決だったと今は思います…(´;ω;`)
人工授精にかかる費用はどれくらい?~意外にも医療保険が心強い味方に
人工授精は一般的に
5~6回やっても効果が出なければ
次のステップ(体外受精)を
提案されることが多いです。
主治医からは
体外受精の提案はされていませんでした。
(こちらから聞かない限り
無理強いしない方針だったのかな?)
毎回「次こそは!」と思いながら
数か月に1度の頻度で人工授精に10回も
チャレンジしていました(;´・ω・)
幸い、良心的な産婦人科だったので
費用は加入していた医療保険で賄える範囲内で
収まりました。
不妊治療を考えている方は
始める前に医療保険に入っておくと
いいかもしれません。
(基本的に医療保険・がん保険は
必要ない派なので
夫は加入していませんが、
不妊治療と出産に関しては
医療保険で助かる場面は多いと思います)
直前の加入だと
保険がおりないことがあります。
不妊治療を考えている方は
治療開始前に検討しておきましょう。
私が加入していたのは
月々2000円台の
リーズナブルな医療保険ですが、
人工授精1回につき2.5万円の保険金が
おりたので助かりました。
こちらから申請しない限り
保険会社から通知は来ないので
忘れず申請しましょう!
検査薬を上手に使って費用を削減
産婦人科には排卵日前後の診察で
何度か通うことになります。
1回の人工授精では
数回分の診察代+人工授精にかかる費用を
支払うことになります。
排卵日が読めないと
通院回数が増えてしまいます。
私は家で検査薬を使って
通院回数を最低限に抑えました。
両方使いましたが
反応する数値の違いなのか
ピークがうまくつかめないことがあったので
自分にとって使いやすい方を選びましょう。
日本製は作りがしっかりしていて
使いやすいのですが、
1本あたりの金額が高いです。
(1本250~400円くらい)
1週間のうちに何本も使うので
10回も人工授精を受ける間に
海外製の検査薬を使うようになりました。
日本製と違って
時々中身が入っていない袋があって驚きましたが
30~50袋に1つくらいだったので許容範囲かと。
価格は日本製の数分の1で済みました。
反応はちゃんと出ていたので
長丁場が予想される場合は海外製もアリかも…
(長丁場にはしたくないんですけどね)
私の場合は排卵の数日前に産婦人科で1~2回診察、
排卵日前日に人工授精という流れで
1周期に2~3回の通院をしていました。
出費としては1周期の通院で
2万円超えるか超えないか、
というところでした。
医療保険が2.5万円おりたので
家計はマイナスにならずに
続けることができました。
節約家庭でも人工授精は
やりくりすればチャレンジできると思います。
※費用は病院によってピンキリです。
医療保険内で収まらない病院もあるので
下調べをしてから通いましょう。
(1.5~5万くらいまで金額幅があるようです)
かなり混むので
毎回数時間待つのが大変でした。
私の通う病院は午前中に診察券を出して外出し
午後に戻ってくる方法がとれたので
仕事をこなしつつ通いました。
住んでいる県・市町村の助成金も忘れずに申請しよう
住んでいる県・市町村によっては
体外・顕微授精だけでなく
人工授精にも助成金を出している所が多いです。
私の住む市でも
年数と年齢、上限金額に制限はあるものの
人工授精は全額助成していました。
対象となる期間が通算2年程度と
条件は細かく、分かりづらかったので
計算しながら通いました。
医療保険に入っていなくても
大幅なマイナスになるとは限らないので
県や市町村の助成金はしっかり調べて
活用しましょう!
不妊治療助成に手厚い市町村に住むだけで
だいぶ費用は変わります。
私の場合は医療保険もおりたので
10回人工授精を行った結果
マイナスにはなりませんでした。
こんな風に書くと「お得じゃん♪」と
勘違いする人が出てきそうですが、
人工授精は仕事の調整が不可欠です。
通院時間を確保するために
仕事を減らさなければならないので、
収入が減る可能性は大きいです。
半日休むだけでも結構な損失ですよね。
周囲の人が協力してくれる人ばかりとも
限りませんし…
それに、人工授精は多少の痛みを伴います。
私は人工授精の後に
抗生剤を2週間くらい飲みました。
(処方内容は病院によって変わります)
人によってはダルさ、眠気など
仕事に影響が出るかもしれません。
お金は何とかなるかもしれないけれど、
体には負担が掛かります。
回数を重ねることはあまり考えずに
どの段階で次のステップにいくかは
考えておきましょう。
自分と相手の体調は万全な状態にして
臨んでくださいね!
助成を受けるための条件はかなり複雑なので
分からないことは市役所等で質問しましょう。
※領収書は助成金の申請だけでなく
確定申告にも使います。
コピーを取って保管しておきましょう。
先生によっては抵抗ないかも?シリンジ法
人工授精に臨んだ際も
産婦人科の医師から
タイミングは取るように言われていましたが
そこで役立ったのが「シリンジ法」でした。
その名の通り、シリンジという
針の無い注射器を使うことで
排卵日近辺の
卵ちゃんが出てくる前に
スタンバイ状態にしておくことができます。
ここでは詳しく解説できないので
気になる人はググってね。
私は文化部育ちのアラフォーで
体力もスタミナも皆無です。
タイミングはできるだけ
必要最低限に抑えたかったので、
シリンジ法は体に負担がほとんどなく
かなり助けられました!
言い過ぎかもしれないけど
慣れれば10秒で完了します!( ´∀` )
産婦人科の先生に相談してみたところ
それならシリンジいくつかあげるから
試してみたら良いよ。
と、あっさり
シリンジを数本&採尿用の紙コップを
分けてくださいました。
採尿用のカップて…(笑)
先生がくれたシリンジは
自分にはサイズが合いそうになくて
使いませんでしたが、
先生があっさりと渡してくれたことで
シリンジ法も先生的には
アリだと思っているのか!
と知ることができました。
先生に毎回もらい続けるのは
ちょっと恥ずかしかったので、
ネットでシリンジを買って使ってみることにしました。
こういうのは直接買いにくいので
ネット購入が便利ですよね。
市販の”妊活用”として売られているシリンジは
シリンジの先にシリコンチューブが付いていたりと
痛くないように形状が工夫されていて、
メーカーによって形も価格も様々です。
私は最初、これを使っていました。
パッケージは全然オシャレじゃないけれど、
入門編として1回400~円は試しやすかったです。
日本製で見た目が良さげなのは
1本あたりの価格が高くなります。
人工授精1回1万円~に比べたら安いんでしょうけど
毎月数千円出費するのは
節約生活中にはちょっと続けにくいと感じました。
産婦人科でもらったシリンジは
シリコンチューブなど付いていない
普通のノーマルなシリンジです。
受け皿として渡されたのも
採尿用カップだったし(苦笑)
チューブなんて無くても
スタンバイさえできればOK!という意味だと解釈し、
滅菌された個包装のシリンジを箱買いし
100均の紙コップを使って
人工授精の合間に自宅でシリンジ法を試しました。
Amazonだと100本入り1900円!
1本19円で紙コップ代入れても1回50円以下です。
コスパ最高!
※衛生面は清潔を保てるように
紙コップはジップロックに入れて保管するなど
ホコリやゴミが入らないように気を付けましょう。
人工授精では1度も陽性になりませんでしたが
シリンジ法のみで陽性になったことはあります。
継続できず残念な結果でしたが
試してみる価値はあったと個人的には思います。
(流産の経験は壮絶&記憶が曖昧なので
ここでは書きません)
普段の生活では漢方薬を飲んだり、
ルイボスティーを飲んだりしていました。
ルイボスティーといえば抗酸化力♪
ノンカフェインで安心して飲めます。
できることを試す日々を数年送りましたが、
子どもには恵まれないまま
あっという間に
35歳を迎えてしまいました。
高齢出産の年齢になってしまった…( ̄ロ ̄;)
35歳、体外受精にチャレンジする覚悟を決める
35歳になって、周りの親戚からの
おばちゃん
お子さんは?
という何気ない言葉に
欲しいとは思っているんですけどね。
子どもは授かりものなので…
とスルーし続けていましたが、
35歳という年齢を迎えて
焦りを強く感じるようになりました。
ストレスは良くないんだけど
年齢は気にしちゃう…
夫は子どもが大大大好きな人なので
何とか1人だけでも
産んであげたいと思っていた私。
35歳にして
体外受精にチャレンジする覚悟を決めました。
体外受精にチャレンジすると決めたものの、順風満帆にはいかず
私の通う産婦人科では体外受精を受ける際
事前に夫婦で説明会に参加する
必要がありました。
しかし、人気の産婦人科だったので
説明会の予約は数か月待ち。
こんなにも県内で
体外受精を望んでいる人が多いことに驚くとともに、
行政の手が行き届いていない現実を知りました。
「人気」というか、県内で
体外受精の助成金に対応している病院が
1~3カ所しかないため
県内中から患者が集まっているのが現状でした。
(助成金はおりないけれど
体外受精を行っている病院は他にもありますが
費用負担がとんでもないことになる)
もっと
体外受精を受けたい人が
治療を受けられる環境が整うことを
願っています…。
体外受精に興味を持っている方は
どこの病院なら助成金を受けることができるのか
きちんと調べてから病院を受診しましょう!
市の広報などで
不妊治療の助成金を調べると
情報が出てきます。
説明会は30分ごと
人が入れ替わり訪れるほどの
混みようでした。
説明会を受ける頃には
ブラックモラハラ労働環境である
義実家を脱出していたので、
説明会の時間には
都合を合わせることができました。
遅刻しようもんなら
数か月後の予約を
取り直さないといけないので
ドキドキしました。
お仕事をしている共働きの夫婦だと
仕事の調整が難しいだろうなと感じます。
他の皆さんも半休や有休を駆使して
不妊治療に臨んでいるようでした。
話は中編へと続きます。
興味がある方はそちらも是非
読んでみてくださいね!
長文をお読みいただき、ありがとうございました!
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