豆苗は何回収穫できる?
スーパーなどで100円+税程度で
販売されている豆苗。
節約生活を送る上で、
強い味方になってくれる野菜です。
根っこがついたまま販売されているので
収穫後も水をこまめに交換して育てると
再び成長し、収穫することができます。
「リボべジ」って言うらしい
無限に生えてくるわけではなく、
豆苗は種の養分をもとに成長します。
こまめに水を交換していたとしても
収穫は3回が限度だと思っておきましょう。
それ以上育てることもできますが
回数を経るごとに茎は細くなります。
今回は普段から3回収穫を続けている筆者が
豆苗の育て方のコツを解説します。
試していない点があれば、参考にしてみてください!
豆苗(とうみょう)とは
豆苗(とうみょう)とは、
マメ科エンドウ属のエンドウ豆の若芽(スプラウト)です。
(歴史や栄養素が知りたい方→ウィキペディア「豆苗」ページへ)
スプラウト=若芽・新芽という意味です
新芽には栄養が豊富に含まれていると言われており、
近年注目されています。
もやしやカイワレ大根などもスプラウトの一種です。
ブロッコリースプラウトは
スルフォラファンが豊富に含まれていると
ここ数年注目を集めていましたね!
豆苗は
中国料理の炒め物などに使われてきた野菜です。
日本ではスーパーの野菜コーナーで
購入することができます。
衛生管理がしっかり行われているので
生のままで食べることができます。
我が家では一気に使わずに
毎日の味噌汁にちょっとずつ入れて
食感と鮮やかな緑色を楽しんでいます。
注:スーパーの豆苗は衛生管理がしっかりされていますが
家庭で栽培する時の衛生状況は各家庭で異なります。
心配な方は生食ではなく、火を通して食べてください。
(私は3度目でも気にせず生食しますが)
豆苗のメリット6つ
豆苗にはメリットがたくさんあります。
・再生するのでコスパが良い
・年中リーズナブルな価格
・初心者でも簡単に育てられる(肥料などを与えなくても水だけで育つ)
・味にクセが無く料理に使いやすい
・コンパクトで置き場所を取らない
・観葉植物のように見た目を楽しめる
まず、特筆すべきはそのコスパの良さです。
1度だけでなく、2~3度収穫できるので
コスパがとても良い野菜です。
もともとの価格は100円+税程度と安く
水耕栽培で育てられているため
1年中入手することができるのも好ポイントです。
我が家のように3回楽しめば
1回あたり36円の計算です。
(節約生活に役立つコスパの良い食材について
気になる方は→もやし、豆腐、卵を激安で購入!の過去記事へ)
また、育て方も至って簡単。
水を毎日交換するだけなので
初心者でも安心して育てることができますよ。
畑やプランターが必要なく
楽なのは良いですね。
縦には伸びますが、横には伸びないので
場所を取らずに栽培できます。
観葉植物代わりに
インテリアの1つとして楽しむこともできますね。
再生野菜は環境にも優しいね
こちらは100均でも販売している豆苗プランターです。
内側のザルと外側のケースの2重構造になっているので
水替えがしやすいです。
ダイソーやワッツは同じ商品があったので
近所の100均で探してみてください。
育て方のコツ①(カットする位置)
こまめに水を交換することの他に
重要なポイントが1つあります。
それは「カットする位置」に注意することです!
こちらの写真をご覧ください。
購入後、最初の収穫を終えたばかりの豆苗です。
カットする位置の共通点が分かるでしょうか?
「一番下の葉っぱを残してカットする」
これが最大のポイントです。
一番下の葉っぱを残すことで、
豆苗はこの葉っぱから次の芽を出して成長します。
葉っぱが1つも無い部分でカットしてしまうと
新しい芽を出しにくくなり
その種から成長することが難しくなります。
また、葉っぱをたくさん残して
上の方でカットしてしまうと
他の葉っぱに養分が行ってしまいます。
1つの種に残っている養分で2回目、3回目と成長するので
芽の数は少ない方が
強くて丈夫な芽が育ちます。
確かに、2回目より3回目の方が
茎が細くなっているね
収穫回数を経たり、芽をたくさん残して栽培したりすると
1本の太さは細くなり、
成長が徐々に遅くなることは理解しておきましょう。
密度が高くなると
太陽の光が届きにくくなるデメリットもあるよ
カットは普通のハサミでも可能ですが、
植物用にハサミを準備しておくと衛生的です。
園芸用のハサミは柄の部分が丸いものが多いです。
豆苗のように密に生えている植物は
芽切りハサミのような真っすぐな形の方が
ぶつからずスリムに扱うことができます。
真ん中にスプリングが付いていると
力を入れなくても戻るので
指が疲れにくいです。
ハサミに関しては
100均は切れ味が悪いのでオススメしません。
豆苗切るためだけに数百円の出費をするのは
節約家庭にはできないので
私は100均ハサミで我慢しています…₍^^;
育て方のコツ②(水の与え方)
水の与え方にもコツがあります。
・清潔な容器を選ぶこと
・適量の水を与えること
・継ぎ足しではなく、新しい水を与えること
水は自然に蒸発していくので、毎日水を交換してください。
その際、水を継ぎ足すよりも新しい水に交換した方が
水道水に含まれる塩素などの濃度が濃くなることを
防ぐことができます。
衛生面でも容器を清潔に保つことで
コバエやカビの発生を防ぎましょう。
我が家では毎朝1回全ての水を入れ替えて、
1日2~3回、蒸発した分の水を継ぎ足しています。
水の量は根がひたひたになるくらいがベストです。
茎までつかるくらい入れるのはNGです。
水を入れすぎると種が腐る原因になります。
種が腐っていたり、カビを発見したら
一度に水を入れすぎていないか気を付けましょう。
育て方のコツ③(置き場所)
豆苗は、明るい場所に置くと良いです。
室内の照明でも育ちますが
太陽光の方が太く・早く伸びている印象です。
(あくまで個人の感想です(^^;)
数時間で一斉に
太陽の向きに芽の先が向くのが
とても面白く、愛着を感じます!
適度に光が当たる環境に置くのは大切ですが、
直射日光に長時間当てるのはNGです。
生育が悪くなり、枯れてしまうことがあります。
枯れるまではいかなくても、
茎に筋が残って
食べた時の食味は悪くなります。
日当たりの良い室内で育てるのがベストですよ。
再生までの期間
再生までの期間としては、
7~10日が一般的だと言われています。
ちなみに、今回撮影した写真は
日射量が最も少なく、気温が低い
真冬の2月に撮影しています。
(条件が揃っていない状況で3回収穫するため)
冬季など、低い気温下だと
成長に時間が掛かることが
分かると思います。
再生まで時間が掛かるようなら、
日当たりが悪くないか・温度が高すぎor低すぎないか
確認してみましょう。
おわりに
豆苗は初心者でも育てることができる
再生可能なリボーンベジタブルです。
節約にも役立ちますし、見た目も楽しませてくれるので
是非試してみてください!
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