災害に備え、ソーラーパネル付きのポータブル電源を購入
私は東北の田舎町で
夫婦2人暮らしをしている”沼の主”です。
3.11を経験し、元々心配性でもあったので
防災対策は毎年定期的に
中身の入れ替え・点検を行っています。
今回、高い買い物になるので
ずっと延期していた
ソーラーパネル付きポータブル電源を購入しました。
使ってみて気づいた意外なデメリットや
バッテリーの持ち具合について
今日は書いていきたいと思います。
購入前に検討した他の候補などは
過去記事で詳しく書いています。
お時間がありましたら
こちらも読んでみてください。
筆者が購入したポータブル電源
私が購入したのはEco Flow (エコフロー)の
RIVER Pro というポータブル電源です。
こちらはソーラーパネルが
付いていないタイプです。
こちらはソーラーパネル付き。
約3万円金額がUPします。
エコフローは
日本のポータブル電源界の中では有名で
人気のあるメーカーの1つです。
他にもジャクリーなんかが有名ですね。
口コミがたくさんあったほうが
メリット・デメリットが
購入前に分かりやすいです。
予算の都合で容量は720Whにしました。
もっとお金があれば
さらに容量の大きなものに
したかったのですが、今の我が家は
これが限界…(´;ω;`)
車中泊やキャンプなどに持っていくなら
このくらいの容量が使いやすいと思うのですが、
被災してしまったときにどれくらい使えるかというと
この容量だと1日程度だと思います。
夏ならすぐにソーラー充電できるので
何とかなるんじゃないかと思うのですが、
冬だと心もとないかも…
筆者は雪の降る東北地域に住んでいます。
真冬に被災した際に
どの程度使えるのか心配になり、
試しに使ってみることにしました。
東北地方で真冬に被災したらどの程度使える?
雪の降る地域で真冬に被災した場合、
特に難しいのが寒さ対策です。
とにかく夜は冷えるので、
最低気温がマイナスになったりします。
防災用具は
厳しい事態を想定して
備えておきましょう。
真冬に被災すると、停電状態の場合
ストーブを使うことができません。
反射式ストーブなら
灯油があれば使えるので
防災用に1台用意しておくことを
お勧めします。
1万円程度からと
価格もお手頃です。
停電に備えて
なるべく電気を必要としない暖房器具を
確保しておきましょう。
手持ちの防災バッグには
カイロを入れておきたいですね。
家が倒壊しておらず無事な場合、
羽毛布団にくるまっていれば
ギリギリ体温は保てるかもしれません。
それでも寒い事には変わらないので
省エネで温かさを得られる
電気毛布を使えるようにするのが
今回ポータブル電源を購入した私の目的でした。
電気毛布は強モードでも
1時間40~60W程度しか消費しないので
電気ストーブなどに比べて省エネです。
(電気ストーブだと弱でも350Wくらい)
普段の生活でも灯油&電気代節約のため
ストーブの室内設定温度は低めに設定して
体に電気毛布を巻いて過ごしています。
(1日中使っても1か月の電気代は500円前後)
バッテリーの持ちはどうだった?
筆者の購入した容量720Whのエコフローの場合、
”60Wの電気毛布は8時間使用できる”と
説明書には書いてありました。
家にある電気毛布は消費電力が40Wだったので
室内気温を18度にして
何時間持つのか試してみたところ、
12時間持ちました。
説明書通りの時間持つと
考えて良さそうです。
しかし、購入者さんのレビューから
興味深い投稿を発見しました。
「室内で試したときは一晩明かせたので、
これなら大丈夫!とキャンプに持って行ったところ
外気温が室内よりも冷たい車中泊だっかためか
一晩持たずに給電できなくなってしまった」
外気温によって消費電力が
大きくなるかもしれない
ということ!
なるほど!
確かに携帯電話も
寒いor熱いところに置いておくと
電池の減りがめっちゃ早くなりますよね。
ポータブル電源で同じことが起きても
おかしくありません。
今回は12時間持ちましたが、
10度以下の室温で使う場合は
さらに短い時間で使えなくなる可能性が
高いと思っておいた方がよさそうです。
お金に余裕があるならば
予備のバッテリーを備えておく
という手もあります。
我が家は貧乏なので
反射式ストーブを1台物置に備えておき
灯油をある程度多めに
確保しておこうと思います。
反射式ストーブは
上に鍋やヤカンなどをのせて調理もできます。
お子さまが近づかないよう
注意してくださいね!
火力があるので
1枚の電気毛布を家族で分け合って使うより
広い面積を暖めることができます。
しかし灯油の消費はあっという間なので
冬の災害に備えて
灯油は多めにストックしておかなければなりません。
劣化防止のためにも
その年のうちに使い切れる灯油量を
持っておきたいですし、
我が家は狭いので
あまり多くは備蓄できないのが
悩ましいですね。
車中泊する方も多いかもしれませんが
災害時はガソリンスタンドも
復旧するまで数日以上掛かります。
日頃からガソリンが無くなってから
給油するのではなく、半分くらいになったら
給油する習慣をつけておきましょう。
ガソリンをストックしたい人は
灯油用のポリタンクではなく
ガソリン専用の携行缶にね。
盲点だった給電問題
筆者が使ってみて感じた欠点は、
雪の降る東北地方では
日照時間がとても短いということです。
つまり、冬は
ソーラーパネルで充電できない!
試しに電気毛布を12時間使って
バッテリーを空にした状態から
窓際にソーラーパネルを置いて
給電しようと試みたところ、
何時間経っても
ずっと1~2%をウロウロ…
結局数時間経っても
10%も充電できませんでした(´;ω;`)
コンセントからは
1.6時間で満充電できたので
故障ではないです。
夏ならあっという間にフル充電できるので
役立つ品物だと思うのですが、冬の活用は
あまり期待はし過ぎないほうがよさそうですね。
避難所では携帯の充電すら
長蛇の列になってしまうので
携帯の充電ができるだけでも
良しとしておこう。
おわりに:日本のどこに住んでいても備えは必須
日本地図やネットを見ながら
どこに住むのが最も安全か
考えたこともありますが、
日本中どこに住んでいても
何かしらの災害リスクはあるんですよね。
地震だけでなく、
洪水、台風、噴火、津波、豪雨、豪雪…
生活する上では災害リスクだけでなく
治安の良さも関わってきます。
私の住む東北地方は冬(雪)が
とにかく大変なのですが、
それさえ乗り越えることができれば
自然豊かで人も温かく、
空気・水・食べ物は新鮮で美味しく
子育てが伸び伸びできる環境です。
お金は全然稼げないけれど
ゆったり過ごせるので
自給自足の暮らし向きです。
東北に定住する若者は
ウインタースポーツ好きが多いかも。
冬のメリットは
これくらいしかありません( ´∀` )
我が家も月10万円前後の少ないお給料で
2人暮らしが成り立つのは
田舎だからこそできることです。
野菜価格は高騰しているので
家庭菜園の規模を毎年広げて
対応しています(;^_^
駅近くに住んでいない限り
車必須ではありますが、
スーパーや病院、学校などが
近くにある場所を選べば
最低限、普通の生活はできています。
田舎は就職先が少ないので
在宅ワークが可能な
職種だと良いですよね。
これからもこの地で
冬は雪と格闘しながら
節約情報をブログ発信
していきたいと思っています。
皆さんもお住まいの地域の
良い所・悪い所はあると思いますが、
備えられるところはしっかり備えて
今住んでいる地域で
できる限りの対策をしておきましょう!
ここまで長文お読みいただき、ありがとうございました!
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