日本に住む限り、地震・洪水などの災害はすぐそばにある
筆者は東北の田舎町に住むアラフォー夫婦です。
もともと心配性ではあったのですが、
3.11を経験してから
防災意識をより強く持つようになりました。
そして2024年元旦の地震。
日本海側は太平洋側に比べ津波の頻度が少ないので
地震に対する備えを中心にしていたのですが、
日本海側でも津波は起きるということ、そして
真冬の防災対策について
もっと深く考えなければならないことを
痛感しました。
家の外にすぐ避難できるようにしておく
まずは地震が起きたら
すぐに家の外に避難することが大切です。
玄関までの最短ルート上に
障害物は置かないように
しておきましょう。
日頃から高い場所に物を置かないようにしたり、
突っ張り棒などで棚が倒れないように
しっかりと固定しておくことも
普段からできる対策です。
食器棚のスライド扉にも
ロックがかかるようにして
食器が飛び出さないようにしています。
筆者宅ではそもそも
背丈以上の高さのある家具は
買わないようにしています。
お金が無いので
なるべく対策しなくても済むように
モノ選びの際は最初から
気を付けています。
あと、ガラスなどは
倒れたときに割れてしまうと
破片でケガをしてしまいます。
我が家では基本的にガラス製の家具は置かず、
背の低い木製の家具で揃えています。
すぐに手に持って運べる避難用具は玄関先に
地震の際はすぐに逃げられるように
避難グッズを玄関先の見える位置に
置いておくのも効果的です。
寝ている時は寝室、日中はリビングなど
人間がいる場所は常に変わります。
避難時に必ず通る場所
(玄関よりも窓から逃げる方が効率が良いなら
窓の近くでも)に
避難用具を置く場所を確保しておきましょう。
避難用具は家族分をまとめてしまうと
大きくなってしまうので、我が家は
家族ごとにカバンを分けています。
1人1人が”自分の命は自分で守る”
という意識を日頃から持ちましょう!
真夏・真冬を乗り切る装備
毎年3.11が近づくとテレビやネットで
地震関連の報道を目にするので、
我が家では3月と9月(防災の日)に
防災用具の入れ替え&点検を行っています。
・夏物衣料と冬物衣料の入れ替え
・食品の賞味期限切れチェック
・季節モノの入れ替え
あらかじめ用意してあるものを
入れ替えるだけなので
すぐに終わります。
1年中同じ避難用具を入れたままにしておくと
使いたいときに
必要なものが入っていなかったりします。
夏はハンディファンやクールネックなど
冷感用品を入れておき、
冬はカイロやアルミシートなど
保温用品に入れ替えましょう。
定期的に入れ替えることで
余計な荷物を減らすことができます。
1年に1回、できれば1年に2回
チェックする日を決めておけると良いですね。
備蓄食料をローリングストック~14日間の断水に備える
以前ネットで調べたところ、田舎の我が家は
地震が起きると14日間断水するおそれがある
と判明しました。
それ以降は14日分の飲料水を備蓄しています。
1日3ℓ確保できれば良いのですが、
保管場所の確保が難しく
今のところ1日2ℓ分しか確保できていません。
それでも大人2人で56ℓ。
2ℓ×6本入り箱5ケースにもなるので
部屋の面積を結構圧迫するんですよね…。
後回しにしていたポータブル電源
必要性は以前から認識していましたが、
高価なためずっと購入を迷っていた
ポータブル電源。
ついに2023年に購入しました。
定価で買うととっても高いので
11月のブラックフライデーまで待ち、
4割引き程度の価格で買いました。
被災時は停電が起きる可能性がとても高いです。
携帯の充電や家電が使えるように
ソーラーパネル付きの電源を
確保しておくと安心ですね。
後述しますが
ソーラーパネルって冬場だと全然
充電が貯まらないんです…
今回購入したソーラーパネル付きポータブル電源
今回私が購入した
ソーラーパネル付きポータブル電源はこちらです。
エコフローは
家電量販店の人気ランキングで
常にトップ3に入るくらいの
人気メーカーです。
残念ながら日本製ではないのですが
日本製を選ぼうとすると
かなり商品が限定されてしまい
価格も高価になります。
我が家は絶賛節約中の貧乏家族なので
ここに出せる予算はほとんどありません。
今回、なけなしのお金を数年かけて貯め
1台だけでも備えておくことにしました。
7万円くらいしました。
た…高いっ(´;ω;`)
あまりに安すぎると容量が少なくて
携帯の充電くらいしか使えないかもしれないので
それなりのものを
できるだけ安い時期まで待って
購入することにしました。
我が家は11月のブラックフライデーの際
定価の4割引きになったところで購入しました。
2024年1月現在も
4割引きの価格で販売されています!
私が見ていた時期は
”最大50%引き!”と謳っていたので
毎日チェックしていたのですが、
運ぶための台車などオプション品しか
50%引きになりませんでした。
おそらくポータブル電源本体は
4割引き程度までが
値引きの下限ではないでしょうか。
2024年の初売りに家電量販店に行きましたが
ポータブル電源は安くなっていませんでした。
ある程度予算を決めて
〇円まで下がったら買おう!と
決めておくと良いかもしれませんね。
新商品が出ると旧型が安くなるので
変わり目が狙い時です。
(旧型といっても1つ前の型というだけで
機能的にはほぼ最新と変わらない)
日本で使用している人の口コミなども
たくさん見ることができますし、
説明書も全て日本語で書かれているので
今のところ使用に不都合は感じていません。
故障があったときのサポートだけは
日本製に比べて時間が掛かりそうで心配…
(底に貼ってあるシリアルナンバーで
識別できるようになっているので
エコフローはそこまでヒドくないはず…)
他にも、有名どころでいうと
ジャクリーのポータブル電源も人気があります。
家電量販店にたくさん置いてあるので
目にしたことがある人も多いかもしれません。
配色が海外っぽいですね。
日本製にこだわるのであればケンウッドなどがありますが
ポータブル電源業界は海外メーカーがほとんどなので
かなり選択肢が限られてしまいます。
商品についての口コミも少なめ。
予算・使い道によって選ぶ容量を変えよう
普段使っている家電を
そのまま被災時も使えるようにするためには、
かなり容量の大きなバッテリーを積んだ電源を
購入しなければなりません。
筆者が購入した物よりも
もっと大きな容量の電源もありますが
価格がどんどん上がっていきます。
こちらだとポータブルサイズではなく
結構な重量があります。
予算にある程度余裕があって、
運ぶのではなく家に置いておく前提であれば
大容量を検討する価値はあるでしょう。
車中泊やキャンプなど
日頃から他のことにも使うなら
ポータブル(持ち運びできるサイズ)を
選んだ方が使い勝手は良いです。
ただし、ポータブル電源だと
使える容量は限られます。
使う用途を考えながら容量を選ばないと
携帯の充電しかできないなんてことに
なりかねないので注意しましょう。
エコフローの大容量サイズは
車輪が付いているので
前後に動かすのは容易ですが、
成人男性でないと持ち上げるのは
大変だと思います。
予算がたくさんとれる人は
たくさん充電しておける
大容量バッテリーを選んだ方が
家電を数日持たせることができるので
安心だと思います。
早速注文!3日で到着~ポータブルと言いつつ結構重い
ネット情報は見ていましたが、
実物を持ってみると意外と重くてビックリしました。
「ポータブル」と言っても
こちらの商品で18.5kgあるので
女性が運ぶには結構重いです。
紹介動画では
男性がサクサク運んでいる様子が映っていたので
そんな重そうには見えませんでしたが、
緊急時にこれを持って逃げるのは
自分には難しいと感じました。
車に積んでおくくらいが
丁度良さそうですね。
家に置いておく前提なら
もっと容量の大きい物をオススメします。
どんな家電がどれくらい使えるのか?
我が家で購入した
「Eco Flow RIVER Pro」の場合、
容量は720Wで
使える電化製品は以下の通りです。
・LEDライト10W:65時間
・スマートフォン充電:59回
・タブレット充電:35回
・電気毛布60W:8時間
・車載冷蔵庫60W:11~22時間
・12V炊飯器:10回
・ヘアアイロン200W:3時間
・デスクトップパソコン300W:2時間
・コーヒーメーカー1000W:0.8時間
・ドライヤー1200W:0.8時間
・電気ケトル1200W:0.8時間
コンセントからの充電であれば
1.6時間でフル充電できます。
真冬の自宅避難に耐えられるように
電気毛布を強モードで1晩使えるかどうかが
私なりの容量を選ぶ基準でした。
出力口がたくさんあるので
家電を数台同時に使うことができます。
残りどれくらい使えるのか、
充電は何%あるのかなども
数字で出るので分かりやすいです。
携帯はモバイルバッテリーを別に用意しているし、
料理はカセットコンロ&ボンベを使う予定でいます。
ポータブル電源は”暖をとる”のを優先に考えました。
夏場はW数的に
エアコンは動かせないでしょうから
扇風機だけでも動かせれば…と思っています。
皆さんも、緊急時にどうしても使いたい物は何なのか
住んでいる地域や環境によって
かなり違うと思います。
必要なW(ワット)数を調べて
容量が足りるバッテリーを選んでくださいね。
ちなみに、エコフローは
1200Wの家電でも
W数を抑えた出力で動かす
「X-Boost」という機能があるため
1200Wの家電も短時間は動かせます。
どのポータブル電源でもついている
機能ではないので、注意しましょう。
気づかなかった盲点
11月に購入して、
実際に使ってみて気づいたことなのですが
我が家は東北の雪が降る地域で
冬の日照時間がとても短いです。
ですので、1度減ったバッテリーを
ソーラーで再び充電しようとしても
なかなか充電が貯まりません!!
車のソケットやコンセントなど
他に充電できる方法が
残っていればいいのですが…。
豪雪地帯にお住まいの方は
冬にどうやって充電しながら使うかも
考えたほうが良さそうです。
別売のバッテリーもあるので
必要な日数分だけ用意しておくのも
ありですね。
我が家はとりあえず緊急時用に
反射式ストーブを用意しているので
灯油を多めに確保しておくことで
暖をとる手段を
複数確保したいと思います。
反射式ストーブ&灯油があれば
停電時でも温かく過ごせます。
上にやかんや鍋をのせてお湯を沸かしたり
簡単な調理もできるので
寒い地域の方は備えておくと安心ですね。
(小さいお子様がいる家庭はヤケドに注意)
点火に必要な電池orチャッカマンは忘れずに!
以上、筆者の購入したソーラーパネル付き
ポータブル電源の体験談でした。
使い心地・バッテリーの持ちについては
近日中に別記事でまとめたいと思います。
この記事がどなたかのお役に立てたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!
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