昔から愛用者が多い手ぬぐい。魅力はその汎用性
手ぬぐいと言えば、
何を思い浮かべるでしょうか?
・温泉のお供
・粗品でもらうもの
・おじいちゃんおばあちゃんが使っていた・・・etc.
どちらかというと
「昭和の古き良き日本」
というイメージが強いかもしれません。
手ぬぐいは一度購入すると、
何十年と長持ちします。
夫は手ぬぐいヘビーユーザーですが
30年物の手ぬぐいもあります。
端はボロボロですけどね。
タオルのように
フワフワな触り心地ではないけれど
劣化が少なく長持ちする手ぬぐい。
そのまま手ぬぐいとして使用するだけでなく、
裂いて包帯代わりにしたり、
結んでバッグにしたりすることができる手ぬぐい。
汎用性が高いので、
最近は非常用持ち出し袋に入れる人も
増えてきています。
私も非常用袋の中に
1枚入れています。
丈夫で、使い込むうちにのりが落ちて
どんどん柔らかく、使いやすくなります。
物によっては
使い込むうちに
パリッとするものもあります。
使い込むたびに柔らかくなることから、
手ぬぐいにハマる人は
自分好みに「育てる」
という言い方をするのだそうです。
夏のアイテムと相性抜群!
和柄が多いので
浴衣や甚平との相性はピッタリです。
手ぬぐいを
着物の半襟として使う上級者もいます。
現代的な柄は
シンプルな着物に
自分の個性を加えることができます!
数年前まで、若者の中で
手ぬぐいを愛用する人は少なく、
使っているのはご年配の方がメインでした。
オシャレな手ぬぐいは
専門店で海外向けのお土産として
販売している程度だったのです。
ですが、ここ数年レトロブームが再燃し、
今や100均で手ぬぐいコーナーが設けられるほど
日常生活でも活用されています。
元々使い勝手は良かったのですが
柄がオシャレじゃなかったんですよね。
かつての100均は
相撲や寿司柄など、日本文化に関する柄ばかり。
売れる期間も夏祭りのシーズンだけで、
その他の季節はあまり売れませんでした。
結構長い間
100均で働いていましたが
夏以外は全然売れませんでした。
現在は可愛らしい柄や幾何学模様など
オシャレな柄が並ぶようになり、
夏以外の季節も売れるようになっています。
季節感のある手ぬぐいが
タペストリーや小物作り、ラッピングなど
活用されるようになりました。
現在の100均手ぬぐいは
種類、サイズともに豊富です。
今後手ぬぐいの購入を考えている人は
専門店だけでなく、100均も
十分候補に入ると思います。
それぞれに
メリット、デメリットがありますので、
購入前に比較しておきましょう!
手ぬぐいを飾って季節感を演出
手ぬぐいは、1年を通して
様々な柄が販売されています。
・お花見
・鯉のぼり
・お祭り
・花火
・紅葉
・ハロウィン
・クリスマス
・お正月
・おせち
・節分
・バレンタインデー
・ひなまつり
・卒業式
毎月柄を変えて、
1年中楽しむことができるようになっています。
タペストリー用の棒や額も販売されています。
インテリアとして活用するのも
雰囲気づくりに役立ちます。
専門店では数千円しますが、
100均の「手ぬぐい飾り棒」は税込み110円です。
ちょっと飾ってみようかな?と考えている方は
まずは100均の飾り棒を試してみると良いでしょう。
ネットや専門店では
1000~2000円程度で販売されています。
(ヤスリがけがされているので
100均よりも物は良いです)
私は突っ張り棒&100均でも購入できる
カーテンクリップを使って
手ぬぐいをタペストリーとして楽しんでいます。
合計220円にはなりますが、
手ぬぐい飾り棒よりも
カーテンクリップの方が
色んな使い方ができて便利です。
専門店ならでは!メーカーや作家で選ぶ楽しさ
100均の手ぬぐいコーナーは
広さが限られています。
バリエーション豊かに
季節感を出さなければいけないため、
春=桜、夏=祭りの柄ばかり並びます。
秋と冬は通年商品が多く、
外国人向けの日本文化を模した柄が多くなります。
最近は爆発的な和柄ブームでしたね!
季節の色・柄が多いので、
大型店でない限り、専門店に比べると
100均手ぬぐいの柄は選択肢が限られます。
100均のデザインは
細かく、ハッキリしたデザインが多いです。
染め方による違いなのですが、
100均手ぬぐいは精密で
細い線を再現するのが得意です。
動物モチーフなど、
色遣いより柄の鮮明さで勝負するなら
100均を選ぶのはアリだと思います。
専門店には
特化デザインが数多く並んでいます。
季節を問わず、たくさんの種類を見たい方は
専門店がオススメです。
私は濱文様さんの
デザインが好きで
タペストリーとして活用しています。
専門店は
メーカーや作家ごとに並べられることが多く、
世界観がそれぞれ異なります。
星座、動物、野菜、楽器など、
人と被らないデザインを選べるのが
大きなメリットです。
ドラえもんやポケモン、アニメなど
コラボ作品を作っているお店もありますよ。
夫は友人から誕生日に
ジョジョの手ぬぐいを頂き、
テンションがかなり上がっていました!
お友達へ、自分と共通する柄を
プレゼントするのも良いですね。
(部活動や習い事など)
吹奏楽なら楽器柄とか。
お誕生日にケーキのデザイン、
結婚のお祝いに縁起物のデザインも喜ばれます。
私は手ぬぐいのご祝儀袋を
よく使うのですが、
とっても好評です♪
現在はPOPな洋風デザインが増えているので
自分好みの柄を見つけてみましょう!
肌触り、価格、用途で使い分けよう
100均の手ぬぐいは顔料プリントが多いです。
太めの糸で織られており、
インクを上にのせているので
触り心地はパリッと硬めです。
パリッと硬め
=ハリがある
=ゴワつきやすい
とも言える(^^;
染めではなくプリントなので
再現性の高さが利点です。
顔料プリントは
同じ模様をハッキリ綺麗に作ることができます。
染めに比べて細い線を表現できるので
細かいデザインは100均の得意分野です。
色の濃い手ぬぐいは
100均、専門店どちらも
色落ちする可能性が高いです。
何度か水で洗って、
色落ちしないことを確認してから
使用しましょう。
個人的には、
専門店の手ぬぐいの方が
色落ちが少ないと感じます。
100均の手ぬぐいは
端処理されているのも特徴です。
・タペストリー
・ランチョンマット
・ポーチ
・洋服
・インテリア
など、そのままリメイクに使えると評判です。
価格が110円なので、複数枚購入しても
お財布に優しいです。
手ぬぐい2~3枚で
子ども用のサンドレス、甚平、ハーフパンツを
作って投稿されているのをSNSでよく見ます。
お気に入りの柄を選んで
服を作るなんて、とても素敵!
購入するより
遥かに安い金額で作れるので、
1000~2000円で既製品を購入するより
節約になりそうですね!
専門店の手ぬぐいは切りっぱなしのため
端の処理はされていません。
切りっぱなしの方が
水切れ・乾きやすさという
衛生面では優れています。
端処理していると
水切れは悪くなります。
専門店の手ぬぐいは
細い糸で織られているので、
肌触りは専門店が圧倒的に柔らかいです。
吸水性も、専門店の手ぬぐいのほうが
柔らかく、よく水を吸います。
端の処理の有無、1枚の値段、肌触りなど
複合的に考えて
100均か専門店かを選びましょう。
柔らかさの違いは色のつけ方による
先ほど100均の手ぬぐいが
顔料プリントが多いとお話しましたが、
専門店の手ぬぐいは
注染、捺染の技法で作られています。
注染は染めの技法の1つで、
にじみを表現することができます。
柄と柄の間に凸を作り、
染料が混ざらないようにしてから
染料を注ぎ込みます。
裏までしっかり染まるので、
両面から柄を楽しむことができるのが特徴です。
染料が徐々に混ざり合うのを利用して、
グラデーションを表現することもできます。
捺染はざっくりいうとプリントのことです。
(Tシャツのシルクスクリーンなど)
手捺染という手作業で行う捺染もあれば、
全て機械で完結するプリントまで、数種類あります。
プリントは注染に比べて安価に仕上げることができます。
(手捺染は手作業なので
注染と同等か、それ以上の価格の場合もあります。)
安さを求めるなら機械製の顔料プリント。
高くても良いのであれば、
肌触りと吸水性がよい注染がオススメです。
結論:プレゼントなら専門店、個人利用なら100均がオススメ
専門店の手ぬぐいは肌触り、吸水性に優れています。
しかし、価格が数百円~1000円以上と
100均に比べると高価です。
品質の違いは触れば分かるので、
プレゼントには専門店の手ぬぐいをオススメします。
100均の手ぬぐいは
110円という衝撃的な安さが魅力です。
リメイクへの使用や、
毎日自分で使うのが目的なら
安く枚数を揃えられる100均が便利です。
柔らかさの好みは人によって違います。
自分の優先度の高さが
肌触りなのか、コスパなのか
考えながら手ぬぐいを選んでくださいね。
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