電気ストーブでは思ったような節約効果が出なかった
現在の住居に引っ越して、
2度目の冬を迎えようとしています。
東北地方に住んでいる私たち。
暖房器具がなければ
冬を越すことはできません。
去年は光熱費(特に灯油)を節約するため、
部屋全体を温める
石油ストーブの使用をなるべく控えめにしました。
石油ストーブの代わりに、電気ストーブを置いて
光熱費が節約できるか試してみました。
しかし、冬の光熱費をトータルで見ると、
あまり変化はありませんでした。
灯油代は少し節約できたものの、
その分電気代がUPしたため
期待したほどの節約にはならなかったのです。
(電気ストーブ:350W(弱)×1日8時間×30日=2200円)
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1台でこれですから、夫婦で使うと
もう少し電気代が掛かってしまいます。
今年は、電気ストーブよりも電気代が安い暖房器具で
光熱費削減に再チャレンジすることにしました。
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より快適に、より安く!
コスパの良い暖房器具を探してみました。
光熱費の高い暖房、安い暖房
一般的な暖房器具にかかる電気料金を、
1時間当たりの金額に換算してみました。
エアコン | 2.8~53.5円 |
セラミックファンヒーター | 14.9~32.4円 |
電気ストーブ | 8.9~27円 |
オイルヒーター | 12.7円 |
こたつ | 2.2~4.3円 |
電気毛布 | 0.6~1円 |
表を見ると、電気毛布の電気代が
かなり安いことが分かります。
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こたつも良さそうなんだけど、
うっかり寝てしまうと風邪をひくことも。
布団の洗濯と保管も大変ですよね。
リビングでかなり場所を取るのも難点です。
暖房として一般的なエアコンの電気料金は2.8~53.5円。
エアコン本体の性能や設定温度、
外気温との差によってかなり変動します。
使う地域によって冬の暖房として使えるかどうかは
大きく分かれそうですね。
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東北は最高気温が氷点下の日もあります。
外気温差が20℃以上と考えると
エアコンの電気代もかなりかかりそうです。
エアコンに1時間30円かかると仮定し、1日16時間使用すると
1か月あたりの電気料金は14400円かかります。
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雪の降る東北地方で生活する場合、
寝る時間以外は何かしらの暖房器具を
つけ続けることになります。
家族全員が同じ部屋で過ごすとは限りません。
実際はさらに電気料金が増えるでしょう。
我が家は電気代に15000円もかけられません。
冬場はエアコンを全く使わず、
FF式ストーブの設定温度を低めにして使用しています。
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冬場の灯油代はかなり節約して
月1万円程度です。
↑我が家ではここ10年ほど
トヨトミさんのFF式ストーブを使っています。
壁のストーブ用の穴から煙突を出して使うタイプです。
吸排気やホームタンクからの灯油の補充は自動なので、
管理はとても楽です。
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設定室温低めでも暖かく過ごせるように
室内でも薄手のダウンを仕込んで
厚着をしています。
広い家なら、こんなタイプも人気です。
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田舎では昔からよく見るストーブですが、
都会の人には新鮮なデザインに見えるらしい
こちらの石油ストーブは電源不要で
遠赤外線で360度暖まります。
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暖まりすぎて暑いくらいだと思います。
電池で点火するので、停電の際の防災対策として
持っておくお宅が増えているそうです。
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本体価格が安いので防災用に良いかも
このタイプは外に煙突が出ていないので、
定期的に換気が必要です。
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普段は大丈夫ですが、
消火する時におうので注意しましょう。
私が小さいときは、幼稚園にこのストーブがありました。
上にやかんや牛乳、みかん、お餅などをのせて
温めて楽しんだものです。
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ガードをしっかりしておかないと
お子さまには危ないので注意!
今年はそんなFF式ストーブよりも
灯油代を節約&節電すべく、
電気ストーブではなく電気毛布を採用してみました!
金額的には同じ時間使用しても、
1日8時間使用で、1か月2000円以上浮く計算です!
電気毛布はストーブに比べて
空気が乾燥しにくいです。
電気ストーブに比べて、喉に優しいのは
この時期特にありがたいです。
室内の気温はそのままなので、
仕事もはかどりそうですね!
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暑いと頭がボーっとして
暖かすぎる部屋が苦手な私に
ピッタリです。
基本の暖房器具と電気毛布を併用することで、
電気代をしっかり抑えて、
冬の光熱費を節約しようと思います!
コスパ良好な電気毛布を購入!
節約家の界隈で、愛用者が増えいると噂の電気毛布。
1時間当たりの電気料金が1円以下と、
電気代がとても安いのが大きな魅力です。
部屋全体は温められませんが、
自分(と夫)の周りだけ暖かければOK!
ということで、
去年の年度末、値下げされた電気毛布を購入しました。
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年度末になると値下がりするので、
来年度使うために
年度末に買っておきました♪
今回購入したのはこちらです。
KOIZUMIさんの電気掛敷毛布です。
小売価格4980円程度でしたが、
家電量販店の年度末の値下げで
3000円程で購入しました。
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ネットで購入しても良かったのですが、
期限が切れそうなポイントがあったので
実店舗で購入しました。
仕様
消費電力:60W
表面温度:約53℃
生地:縦糸=ポリエステル100%、
横糸=ポリエステル70%、アクリル30%
製品質量:約1.4㎏(コントローラー含む)
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長い分重さがあるのですが、
自分に掛かっている部分しか重さは感じないので
実際は数百グラムくらいの体感です。
消費電力はどれくらい?
KOIZUMIさんの電気毛布の場合、消費電力は最大60Wです。
1kWhあたり27円として、電気代を計算してみましょう。
消費電力 | 1時間当たりの電気代(目安) |
10W | 0.27円 |
20W | 0.54円 |
30W | 0.81円 |
40W | 1.08円 |
50W | 1.35円 |
60W | 1.62円 |
70W | 1.89円 |
80W | 2.16円 |
最大60Wで使用しても、1時間当たり1.62円です。
8時間使用すると12.96円、
30日使用しても388.8円で済む計算です。
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や・・・安いっ!!!
350Wの電気ストーブを足元に置いて使うのと、
60Wの電気毛布を体に巻いて温まるのでは、
1か月の電気料金に1880円の差が出ます。
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ワット数の差はあるけれど、
電気ストーブは少し体から離して使うため
伝わる温かさは
それほど違いを感じませんでした!
私が購入した商品は「弱」から「強」まで
スライド式のリモコンで強さを自由に設定できます。
去年の冬は「中」で、1日中温かく過ごすことができました。
消費電力を30Wの1時間0.81円だとすると、
1日8時間×30日使用しても194.4円で済む計算です。
これなら、ほとんど電気代を気にせずに
ガンガン使うことができそうです!
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今年の冬はこたつ代わりに電気毛布を使って
過ごしてみたいと思います!
電気料金がどうなるか、楽しみです!
「掛け」「敷き」の使い分け
電気毛布には「掛け」と「敷き」
「掛け敷き両用」の3タイプがあります。
敷きタイプは布団やベッドに敷き、布団の中を温めます。
布団に入った瞬間に「ヒヤッ」とするのが苦手な方にオススメです。
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控えめに言って最高でした
掛けタイプは直接体の上にのせたり、巻き付けたりして使います。
サイズは小さい物が多いですが、豊富なデザインから選べます。
迷った時は、掛け敷き両用を選びましょう。
この製品のメリット
全ての電気毛布に当てはまるわけではありませんが、
今回購入した電気毛布に付いている基本的な機能を紹介します。
・弱から強へ、段階的に温かさを調節できる
感覚的に操作できるので、自分にピッタリな温度で使えます。
・表、裏どちらでも使うことができる
表と裏で柄を変えている製品もあり、好きな柄を楽しめます。
・無料修理保証期間が付いている
KOIZUMIの場合、購入日から1年間
無料修理保証が付いています。
・抗菌防臭加工
・室温センサー
室温が低下していると、
設定された温度よりも少し強めに運転してくれます。
・洗濯が可能
手洗い、洗濯機どちらにも対応しています。
(ネットに入れて毛布洗いコース使用)
肌に付けて使用するものなので、
手軽に洗濯機で洗うことができるのは嬉しいですね!
・ダニ退治機能
シーズンオフでしまう前など、ダニ退治を行うことで
次のシーズンまで、清潔な状態で保管することができます。
ダニ退治の手順
①家庭用のポリ袋(ゴミ袋)に入れて、袋の端をテープで留める
②ポリ袋に入れた本体を敷布団の間に入れる(コントローラーは布団の外に出す)
③コントローラーの温度調節メモリを「強(ダニ退治)」の位置にして、約3時間通電する
④通電完了後、本体をポリ袋から出し、電気掃除機をかける(使用したポリ袋は破棄する)
⑤本体を風通しの良い場所で自然乾燥させる
少し面倒ではありますが、肌に直接触れる製品です。
清潔に保って、安心して使える状態にしておきましょう。
デメリットに感じてしまったこと
・頭寒足熱配線
私が購入した電気毛布には、
足元側が頭側よりも暖かくなる
「頭寒足熱配線」というシステムが採用されています。
私はその機能をきちんと理解していなかったので、
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どうしていつも
片側だけ温かくならずにぬるいんだろう?
と不思議に思っていました。
(上下逆にすれば解決するのですが、
コンセントの位置が限られているのでしていなかった)
2人並んで1つの電気毛布を使う場合は
ケンカにならないように注意しましょう(^^)
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もう少しお金が貯まったら
電気毛布は1人1枚買おうと思います♪
・髪の毛がくっつきやすい
毛布の素材にもよると思いますが、
髪の毛がとにかく目立ちます。
おそらく、床やソファー、カーペットに布地が触れた際に
髪の毛をからめ取ってしまうのだと思います。
電気毛布はとても気に入っているのですが、
来客時に髪の毛がついた毛布を貸し出す訳にいきません。
こまめにコロコロをかけるようにしています。
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お客様へ貸し出す可能性がある方は
購入前に使う場面を想像しながら
色や柄、素材を選びましょう。
・タイマーが付いていない
寝る前ギリギリまで温まりたいけれど、
寝る時は風邪をひかないように電源をOFFにして就寝したい。
起きる数十分前に自動で電源ONにしたい。
そんな時はタイマー機能があると便利です。
今回購入した商品には
タイマー機能は付いていませんでした。
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元値がかなり安いので
タイマー機能が付いていなくても許してあげて
(高い電気毛布にはついていることが多い)
どうしてもタイマー機能が欲しいという場合は、
市販のコンセントタイマーを利用する手もあります。
1個当たり1000円前後で、様々な家電に使えます。
・長寿命ではない
これは実際使ってみて感じたことです。
体の下に敷いて使うので、毛玉がたくさんできます。
また、電熱線がよじれたりすると
1~2年で暖まり方が悪くなります。
数年は使えると思いますが、
10年は持たないだろうなと思っています。
![沼の主](https://farmingfamily.blog/wp-content/uploads/2021/07/沼の主-e1626597904348.jpg)
とても快適に過ごせているので
数年に1度買い替えてでも
使い続けたいと思っています。
電磁波が心配な方は
電熱線が入っているので、
電磁波の影響が心配な方もいるでしょう。
私も気になって
様々なサイトや文献を読んでみましたが、
![お医者さん](https://farmingfamily.blog/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
気にしすぎなくて大丈夫です
という考え方が大多数のようです。
私が長年通う婦人科でも
ベッドで電気毛布が使われています。
術後に休む布団を
ポッカポカに温めておいてくれていて、
冬場はその心配りに感動してしまいました。
気になる方は電磁波カット機能が付いた電気毛布もあります。
心配な方はそちらを選ぶと良いでしょう。
![沼の主](https://farmingfamily.blog/wp-content/uploads/2021/07/沼の主-e1626597904348.jpg)
一般的な電気毛布+2000~4000円程度で
販売されています。
シーズンオフ時の保管方法
乾燥させてから軽くたたみ、
箱に入れて湿気の少ない場所にしまいましょう。
ナフタリンや樟脳などの防虫剤は
コントローラーを傷めるので、使用しないようにしましょう。
複数の暖房器具と組み合わせて使おう
電気毛布はとてもコスパの良い暖房器具ではありますが、
単体では冬を越すことはできません。
自分を温めることはできますが、
室温を温めることはできないからです。
コスパの良い電気毛布と、
他の暖房器具と組み合わせることで
節約と温かさの両立を目指しましょう!
コロナ禍なので
「外出先で過ごす」という暖房費の節約方法は
まだ実践できそうにありません。
光熱費の節約のため、
これからも様々な方法を考えて
実践していきたいと思います!
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