こんにちは!
東北の田舎町で夫婦2人
節約生活を送っている沼の主です。
いよいよ私の不妊治療体験談も後編です。
前編、中編がまだの方は
先にそちらを読んでみてくださいね。
不妊治療系の話が苦手な方は
この記事はスルーしてくださいね。
普段は節約生活の記事を
たくさん書いていますので
そちらをお楽しみください。
さて、節約生活を続けながらの不妊治療は
どうなったのでしょうか…?
移植後もまだまだ薬は続く!
移植後も結果が分かるまでは
変わらずテープと膣剤を続けるように
指示されました。
膣剤のカスが毎日出るので
おりものシートは必須でしたね。
毎日4~8枚ホルモン剤を貼り続けるので
テープ跡の赤みがひくタイミングがなく
お腹のかゆみとの戦いでした…
このテープの呪縛からは
まだまだ解放されないのです…
地味にツラい…
着床しているか、血液検査で判定
移植6日後に血液検査を受け、
着床していれば上がるはずの項目が
どうなっているかチェックします。
病院で判定をする前に
家にある妊娠検査薬や排卵検査薬を
試してみたら反応した!
なんてネット情報があったので
毎日家で試していたけれど、
全く反応は出ませんでした。
やっぱり今回もダメなのかな…(´;ω;`)
すぐには結果が出ないということで
その日は帰宅することに。
早く結果が知りたい…でも怖すぎる…
採血から10日後、検査結果を聞きに
再び受診しました。
尿検査と合わせて判定を行います。
結果、低い数値ではあるものの
着床した”かもしれない”程度の
数値の上昇が認められるとのことでした。
病院の尿検査でも
うっっっすら陽性という感じでした。
喜んでいいのかな?微妙すぎて分からん!
この時点ではまだ
市販の妊娠検査薬が反応する数値には
達していなかったそう。
フライングしても反応が出ないわけです。
また1週間後来院して
経過観察することになりました。
<妊娠検査薬は生理予定日の1週間後から使えます>
陽性反応が出ても、多すぎる”壁”
微妙な陽性反応が出てから
次の来院日まで
1日1日がとても長く感じました。
妊娠で乗り越えなければならない
「壁」がこんなにたくさんあるとは
不妊治療中は知りませんでした…
まずは「胎嚢確認の壁」(5~6週)
子宮外妊娠が1~2%の確率で起こり得るので
胎嚢が確認できるかどうかがポイントです。
1週間後の診察で
小さな胎嚢を確認することができました。
でも、まだ安心はできないと言われて
経過観察が続きます。
5週目あたりからつわりが始まり
この後の通院が辛かったです。
吐いてもいいように袋を隠し持って
待合室の椅子にもたれかかれながら
毎回数時間待ちました( ゚Д゚)
病院は不妊治療中の患者さんばかりなので
気も遣います…
次は「心拍確認の壁」(6~8週)
この時期は
最も流産率が高いと言われています。
胎嚢の中で赤ちゃんの心拍が確認できれば
流産の可能性が15→5%に下がると
”一般的には”言われています。
私の年齢(35歳オーバー)と
体外受精であることを踏まえると
心拍が確認できても
流産の可能性は5%よりもっと高いと
医師に言われていたので、
まだまだ安心はできませんでした。
この頃からは
食べられる量がどんどん減って
味覚も変になりました。
ご飯が食べられなくなって
卵豆腐ばかり食べて過ごしました。
つわり中に食べられたものについては
別記事にまとめる予定なので
そちらをご覧ください。
「9週の壁」
流産の7割が
ここまでに起こると言われています。
7割って大きいですよね…
この壁が一番高い”壁”だと感じました。
膣剤のカスが体内で詰まったらしく
超音波が入らなくなりました。
取ってもらう施術が地味に痛かった(;゚Д゚)
通院開始から10年…不妊治療のために通っていた産婦人科を卒業
9週までは経過観察のために
毎週産婦人科に通いました。
移植からこの時まで
毎日テープと膣剤はずっと続きました。
保険適用はしますが、毎週数千円の出費です。
それに加えてこれは”不妊治療ではない”ので
後からお金が戻ってこないのが想定外でしたね。
妊娠5~9週の諭吉は戻ってこないΣ(゚д゚lll)
そしてついに、3度目の心拍が確認でき
不妊治療のために通っていた産婦人科を
卒業することになりました。
紹介状を書いてもらい、
次からは分娩施設のある産婦人科に
行くように言われました。
着床のサインがほんの少し出ていることを
判定日に事務的に伝えられただけで
その後は毎週”経過観察”と言われて
追加の薬を処方されるだけ。
いきなり「今日で卒業です」と言われて
ビックリしてしまいました。
不妊治療をメインにしているせいか
先生は超絶クール、看護師さんもサバサバ系。
優しい人はほぼ皆無なのです…(´;ω;`)
田舎あるあるですかね。
不妊治療は孤独な戦いです。
少なくとも私の住む地域で受けられる医療は
看護師さんに励まされながら
一緒に頑張る!みたいな甘い世界ではありませんでした。
おかげで、治療中に
メンタルがだいぶタフになった気がします。
田舎で治療する人は特にですが、
人任せにせず、分からないことがあれば
自分から先生に質問する。
頑張りすぎて息切れしないように
自分で適度に息抜きを入れる。
どんな結果になっても、自分で納得できるように
調べて、質問して、進めていきましょう!
薬で体に負担を掛けて
短期集中するタイプもいれば
自然周期に合わせて
穏やかに進めるタイプなど
人によって向き不向きがあります。
こちらから言わないと先生からは
提案されないこともあるので
自分で調べてみるのは大事です。
(田舎はただでさえ医者が少ないので、
忙しすぎて1人1人にじっくり向き合う
余裕がないのだと思います)
いきなり「今日で卒業です」と言われても
どこ宛てに紹介状を書いてもらうのか
決めていない人はいると思います。
私はこの頃つわりが酷くて
病院以外は横になって過ごしており、
産院ごとの特徴・費用など
詳しく調べることができていませんでした。
(費用までは書いていないので情報収集が大変)
自分の希望する条件を話したら
ママさん看護師さんが「○○病院だろうね」と
アドバイスをくれました。
田舎は選択肢が少ないのが
メリットでもありデメリットでもあります(;´・ω・)
不妊治療と同時進行で分娩施設を調べるなんて
精神的にキツイことだと思います。
不妊治療を始める”前”に漠然とでいいので
「自分だったらここで産みたいな」
という場所を調べておくといいかもしれません。
おわりに 転院後も安心できない日々が続く
私の不妊治療の話はここでおしまいです。
結婚して約10年、数年のタイミング法と
人工授精10回、流産経験を経て
体外受精でようやく妊娠までたどり着くことができました。
私の不妊治療の体験談が
どなたかの不安を少しでも軽くしたり
背中を押すきっかけになったら嬉しいです。
この後も妊娠後のマイナートラブルや新たな病気の発症に
悩まされることになるのですが、その話はまた今度…
今後は妊婦として
産院で感じたあれこれを”節約”と絡めながら
ブログで綴っていけたらと思います。
かかった費用なんかも
赤裸々に書いていけたらと思っています。
これからも温かく見守ってくださると幸いです。
ここまで長文をお読みいただき、ありがとうございました!
コメント