引っ越しを機に都市ガスからプロパンガスに
以前は都市ガスの物件に住んでいました。
去年仕事を失ったことで家賃を見直すきっかけができ、
より安い物件に引っ越すことになりました。
生まれて初めてのプロパンガス。
何が違うのか、さっぱり分からないことだらけです。
いい機会だったので、
どうすればお得に使用できるのか、違いと一緒に調べてみました。
都市ガス、プロパンガスって選べるの？基本料金は？
プロパンガスは、都市ガスに比べて価格は高いです。
実際住んでみて、
我が家では同じような使い方で1.5倍の料金になりました。
中には2倍になる方もいるそうです
物件選びの際、もしガス代が2倍になったとしても
家計的にセーフかどうか
日々のガス代を把握してから物件を探しましょう。
また、都市ガスが整備されていない地域は
プロパンガスのままであることが多いです。
我が家は田舎から
さらに田舎に引っ越しました！（＾▽＾；
家によって選べるわけではなく、
地域ごとに決まっていると思った方が良いでしょう。
私の住む地域は、アパートであろうが一軒家であろうが
周りは全てプロパンガスです。
選択肢は他にありません。
皆さんも、田舎で家賃の安さに釣られて物件を見に行ったら
プロパンの物件だった、ということはあり得ます。
都市ガス希望の方は、最初から条件に入れておきましょう。
プロパンガスは業者によって料金が様々
賃貸住宅の場合、
大家さんがプロパンガス屋さんと
契約を結んでいる場合があります。
「うちと契約してくれるなら給湯器付けますよ」
という契約手法が昔よくあったそうです
その場合は勝手にプロパンガス会社を変えると怒られるので、
大家さんに確認しましょう。
我が家も確認したところ
「勝手に好きなプロパンガス会社と契約してOK」と言われました
試しに「エネピ」で検索してみました
どこでも好きなところと契約しても良いと言われても
プロパンガス初心者なので、違いがさっぱり分かりません。
ご近所さんに聞いてみても、皆バラバラ。
そこで、今回は
【エネピ】
を利用してみることにしました。
無料一括見積で、複数業者から比較＆検討できるサイトです。
当時はガス会社切り替え完了で
「Amazonギフト券5千円分キャッシュバックキャンペーン」をやっていたので
利用してみました。
不純な動機で、ごめんなさい。
ネット上で「引っ越し先の物件が戸建てか、アパートか」を選んで、
「住んでいる地域」を入力するだけだったので、
時間を気にせず（夜中でも）気楽に検索できました。
田舎ならでは！まさかの適応範囲外
やってみたのですが何度やっても結果が出てきません。
何かのエラーかな？
と思って2～3度試してみましたが、結果は同じ。
諦めて数日放置していたところ、
エネピの担当者さんから電話がかかって来ました。
お手数おかけしたようで、申し訳ありません。
そちらの地域ではこちらから紹介できるガス会社が
周囲〇㎞以内に一軒もないため、そのような表示が出たようです。
なるほど、そういう理由だったのね。
ネットでポチっと検索しただけなのに、
エネピの担当者さんから電話が来たのにはビックリしました。
引っ越し見積もり出しても
返信すら無い業者さんはあったので
これくらいのエラーで
電話が来るとは思っていませんでした
電話での対応はとても親切だったので、
また引っ越しする機会があれば、利用したいと思います。
最初の業者選びを間違えると、思わぬ金額の差が出ます。
固定費は一度決めると自動でお金が出ていくので、最初が肝心。
引っ越し前からリサーチをしておけると良いですね。
前の住人が使っていたプロパンガス屋にお願いすることに
結局、お得なプロパンガス屋さんを
ネットで見つけることはできなかったので、
自力で探すことになりました。
周辺住民の使用している業者をネットで検索してみましたが、
比較検討できるほど情報がありませんでした。
田舎の業者はHPが無い会社が多いです。
電話番号と所在地だけなので
比較ができない・・・（＾＾；
過去にもエアコン設置業者探しに難航したことがありました。
田舎というのは業者が探しにくいものです・・・。
結局、前の住人が使っていたガス会社（大手全国チェーン）で
お願いすることにしました。
HPがしっかりしていて
情報が細かく公開されていたので
安心感がありました。
ペーパーレスで料金割引があり
価格も適正だと判断しました
ガス給湯器
都市ガスではないので、何も設置していない場合は
食器を水で洗わなければなりません。
これが真冬の東北では結構辛いのです。
ゴム手袋をして何とかしのいでいたけれど、
それでも冷たくて。
蛇口から出る水は相当冷たいので
バケツに数時間前から水を汲み置きして食器を洗ったものです。
義父は「嫁のくせに甘えるな！」と
給湯器を設置してくれなかった・・・（遠い目）
今回は義父の目が光っていないので、
台所にガス給湯器を設置することになりました。
前の住人さんも使っていたけれど
外して持って行ってしまったようです・・・。
プロパンガス会社さんに問い合わせたところ、
ガス給湯器の取り扱いもあるとのこと。
値段だけ聞いて、製造年月日と金額を比較しながら
ホームセンターを何店舗かまわりました。
ホームセンター：2年前の製造年月日のRinnai商品で23980円（税込）
ガス会社：今年の製造年月日のPaloma商品で25000円（税込）
近所のホームセンターを見てまわった結果、
市内での新品＆最安は上記の価格でした。（2020年秋時点）
ホームセンターの方に詳しく話を聞くと、
本体価格の他に、工賃が別途＋5000円かかることが判明。
良く見ると、商品価格の隅っこに
注意書きとして小っっっさく書かれていました。
うっかり見逃すところでしたよ。
つまり、ホムセンは
合計28980円かかるということです。
今回はガス会社さんにまとめてお願いした方が
安く済むことが分かったので、
工賃含めて25000円でプロパンガス会社に設置してもらうことにしました。
ネットでは18000～27000円程度で販売しています。
設置工事を5000円以下でやってくれる業者が近くにあるなら
2万円以下で本体を購入し、業者に設置してもらうのもアリですね。
インフレで物価が上がっているので
来年以降は
2万円以下では買えなくなるかもしれないけど・・・。
今回は差額が3980円あったのでガス会社でお願いしましたが、
ホームセンターもポイント10倍の日などを利用すれば
ホームセンターの方が得になるパターンもあります。
差額が小さい場合は確認しておきましょう。
今回は購入から設置まで
すべてプロパンガス会社さんにお願いすることになったので、
購入者としてはとても楽でした。
代金はガス料金と一緒に引き落としだったし、
業者とのやり取りや住所を書く手間が省略できました
プロパンガスの家に引っ越しを考えている方は
ガス給湯器も購入しなければならなくなるかどうか
きちんと入居前にチェックしましょう。
（大体の賃貸物件は物件情報に表記されています）
給湯器は都市ガス用とプロパンガス用があるので
購入時に間違わないようにね
我が家のように、前の住人が外して持って行ってしまうことは
少数派だとは思いますが、
あり得なくはありません。
予想外の出費を避けるためにも、
事前に確認できる部分は確認しておきましょう！
メリット、デメリットに感じたこと＆使い心地について
都市ガス時代に比べ、
プロパンガスになったことでメリットはあった？と言うと、
特にありません（＾＾；
ほんの少し、ガスコンロの火力が強くなった（気がする）というレベルです。
デメリットならたくさんあります（＾＾；
都市ガスではないので、
お風呂を沸かすのがすごく面倒になりました！
我が家では初めての「バランス釜」というお風呂。
浴槽の横に大きなボイラーの機械が付いていて、
そこでお湯を沸かして使います。
昔おばあちゃんの家で見た以来でした！
昭和ですね！(逆に新鮮)
限られた浴室内にボイラーと浴槽を置かなければならないので、
浴槽は過去最高に小さいサイズです(´;ω;｀)
基本シャワー派なのであまり気にしていませんが
お風呂好きだったら耐えられなかったかも。
体育座りしかできない狭さですΣ(ﾟдﾟlll)
初めてのバランス釜。
お湯を出すまでの手順が4つも5つもあって、
最初のうちは大混乱しました。
使い方がさっぱり分からず、取扱説明書を見ながら
ガス屋さんに使い方を教えてもらいました（＾＾；
YouTubeに使い方の動画もあったので
何とかなりました・・・。
1年経った今では、何の問題も無く
普通に使えています。
（冬の「凍り止め」は毎回夫に任せてしまったので
今後覚えなくては・・・）
追い炊き機能は付いていますが
温度センサーがないので自動では止まりません。
上手い具合に見極められる自信がないので
追い炊きは利用せず、
間髪開けずに入浴するようにしています。
家族に帰りの遅い人がいる場合、
追い炊きでの温度調整は手動なので
面倒に感じるかもしれませんね。
ガスで沸かすので
換気はこまめにしましょう。
災害に強いのはプロパンガス
今のところ都市ガスに
大差を付けられている感が否めませんが、
プロパンガスは災害が発生した際に
都市ガスよりも復旧が早いと言われています。
それはスゴイ！
実際、東日本大震災時
プロパンガスの方が都市ガスよりも2週間近く早く復旧したそうです。
屋外にプロパンガスを置いて
屋内に線で繋げるだけという
単純な構造だからです。
一軒当たりのガス配管は短いので、
修理が簡単にできるのだそう。
都市ガスと違い、1戸ずつガスボンベが個別供給されているので
調査、点検、修理がピンポイントでできます。
都市ガスは地中での作業が必要になったりするので
復旧までに数日かかることがあります。
プロパンガスは通常2本セットで設置されますが、
基本的に1本は予備。
災害でガス交換に来れなくなっても、
もう1本あれば1か月は過ごせると言われています。
私は極度の心配性で、災害が怖くて怖くて仕方がないタイプです。
プロパンガスであることは、
災害時への備えとしてプラスに考えるようにしています。
おわりに
都市ガスからプロパンガスの家に引っ越してみて、
都市ガスのありがたさを身に染みて実感しています。
ボタンを押してお湯が張れたあの頃が
遠い日のようです・・・
都市ガスは便利だったな、と思う一方、
慣れてしまえばプロパンガスでも問題なく生活できるもの。
不安に思っている人もいるでしょうけれど、
意外と何とかなるものです。
慣れれば上手くできるようになるので、大丈夫ですよ（＾ー＾）
災害に強いのが唯一で最大のメリットかも
どの面を一番のメリットと捉えるか、
デメリットを許容できるか、できないかは
住人によって異なります。
私は月々1000～2000円のガス代の上昇よりも
家賃の値引き額が大きかったので、
今回プロパンガスの物件に引っ越しました。
日々の光熱費の節約は大事ですが、
大きな固定費の削減に取り組むと
1年で万単位の差が出ます。
関連記事
プロパンガスは不便なことは多少ありますが、
生活していると慣れるものです。
身体に負担をかけず、
落ち着いた生活を送ることが最大の目標なので
これからも生活レベルはなるべく低く抑えて
できるだけ体に負担をかけず（頑張らず）、
ゆるりと稼ぐ力をUPしていけたらと思います。
皆さんも、参考にできる部分があれば参考にしてみてください。
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